停車場日記

× わが友、にの

2018-02-01 19:09

言わずもがなだが、
ミュージカルにとって音楽は非常に大きな役割を担う。
物語を進め、登場人物の心情を表現し、
ショーとしての舞台の「華」となる。

うちの劇団で、
その不可欠にして重要な音楽を担当しているのが、
二宮伸治、通称「にの」である。
音楽監督にして、作曲、プレイヤー、歌唱指導、
すべてがにのにかかっている。

ときには劇中に出て歌ったりする。
こいつほんとに出たがりなんだから(笑)


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にのとのつきあいは30年?
いやもっとになるだろう。
性格は温厚、明朗にして快活、
まったく絵に描いたような「いいやつ」なのだ。

長年つきあってきたが、
彼が怒ったところを見たことは一度もない。
かんしゃく持ちのわたしとは真逆だ。
だからウマが合うのかもしれない。

にのはもともと役者だった。
中期の銀鉄を代表し、
一時代を画した花形役者だった。
当時のことを知らないやつらに言っておくが、
「むちゃくちゃカッコよかったんだぞ」。

そんなにのだったから、
オンナからはモテモテだったんだろうが、
とうとう劇団の女優にも手を出しやがった。
それもわたしがタマのように可愛がっていた、
可憐な一輪の花、チヨだった。

許せん!
ってのはウソでわたしはそのロマンスを微笑ましく見守っていた。
やがて二人は結婚し、
いまや三児のパパとママだ。
二人して理想の家族を築き上げた。

うらやましいじゃねえか、このヤロー。

とにかくにののことを話せばキリがない。
いろんなことがあった。
彼が劇団の窮地を救ってくたことも多々ある。
そんなエピソードをいずれ披露することもあるだろう。

いずれにせよ、
わが盟友であり、相棒であるにのに感謝する。

今回のLIVEでも2,3曲披露することになっている。

これだけは言える。
彼がいなければ銀鉄はとっくに消えていただろう。
そして友として死ぬまでつきあうことになるだろう、
ということだ。


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× ボクらが歌を歌うとき

2018-01-24 04:30

さっぶ~~~~~~!
と、震えがくるほどの稽古場である。

そんななかで、
ストーブを囲んで歌を歌うのである。
なんというモノ好きな連中であろう。
それもこれも、
2月の25日などというド寒い時期にLIVEをやろうなどと、
無謀な企画を立てたからである。

すべてはわたしのせいだ。
すまん、みんな。





そんな折りに、
中国ではラップが禁止されたというニュースに接した。
大義名分は西洋音楽、
なかでもラップミュージックは退廃的で、
若者たちの堕落を誘発する音楽だからだというのだが、
いかにも全体主義国家の考えそうな理屈だ。

なあに、
なんだかだ言っても「歌」が怖いのである。
ことに中国のような一党独裁の管理国家では、だ。
まったく胸くそが悪くなるようなハナシではないか。

「歌」は基本的には人を楽しませるものだ。
喜怒哀楽の小さなドラマを演じ、
共感してもらうためのものだ。
だがときには武器にもなる。

国家や体制が怖れるのは、
歌が自由になるとき、自由の歌が歌われることだ。

60年代にロックがあらわれ、
そののち世界的な、
若者文化の革命に寄与したということが思い出される。
反体制デモの参加者たちは「ウイ・シャル・オーバー・カム」や、
ジョン・レノンの「平和を我等に」を歌いながら行進した。

わたしたちの歌のなかにはそうした直接的なプロテストソングはないが、
その歌が挿入歌となった作品のなかには、
世の中を揶揄したり、皮肉ったりしたものが数多い。
ってか、すべての作品にはそういう要素が含まれている。

作品の大半は中国では、
上演することができないだろう。

というところで、
ちょっと話題を変えるが、
ミュージカルにも世界を変えた作品がある。

当時アパルトヘイト(人種隔離政策)が公然と是認されていた、
南アフリカで上演された「サラフィナ!」というミュージカルがある。
(作品の内容はパソコンでググッってくれ)
この小さなミュージカルが大ヒットし、
あたかも燎原の火のごとく世界中で上演されることによって、
南アは世界世論に屈するがごとくアパルトヘイトを撤回することになった。

演劇には、ミュージカルには世界を変えるチカラがあるのだ。
むろん、歌にもだ。

あれれ、LIVEの宣伝をしようとしたら、
ハナシがあらぬ方向にいっちまったようだ。

ま、いずれにせよ、
2月25日である。
わたしたちのLIVEがどんどん近づいてくる。

それまではさぶ~~~~~~~~い稽古場のレッスンは、
つづくのであった。


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× まもなく始発!

2018-01-14 07:57

ふうう。
長い冬眠でした。
と、
おお、気がつけば年が変わってるではないか。

あらためまして、
あけまして……も遅いか。

さて長期間車庫に入っておりました銀河鉄道も、
メンテナンスを終え、
あちこち塗装をし直し、
ピカピカになって始発にむけての準備段階に入りました。

さて新年になってのイベント列車第1号は、
以前お送りして大喝采を浴びた、
停車場LIVEに引きつづいての銀鉄LIVEです。





これまで銀鉄が世に送り出したテーマソング、挿入歌、
数百曲のうちから厳選に厳選を重ねた十数曲を、
スペシャルユニットを組んでご披露しようという企画です。

これまで銀鉄の舞台をご覧いただいてきたお客さまには、
「おお、あったあった。あんな曲」と懐かしんでいただいたり、
最近のお客さまには「へえ、そんな感じの歌もあったの」
と驚いてもらったりの1時間。
もちろん、「銀鉄、それなに?」のお客さまにも楽しんでいただけるよう、
LIVEの完成度もスペシャルなものにしたいと思っています。

と、いっても、、
いやいやなになに、
そうはいってもそんなに勢い込んできてくれ、といってるわけではありません。
どうぞお気軽に、
「ちょいと覗いてみるか」という気分で結構です。
ドリンク片手に「へえ、やるじゃん」とでもつぶやいていただければ本望です。

本番は2月25日の日曜日です。
新年の残り香がまだうっすらとただよう早春を、
ほんの一時、
わたしたちとお楽しみのお時間を分かちあえれば、
と思うのです。



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× さあ、行くぜ!

2017-10-19 09:15

さあ、行くぜ。
あさってには本番だ。
見せてやろうぜ、
ヤワなラブロマンスやこころ暖まるヒューマニズムじゃない、
ハードなミュージカルを。

おれたちにはもとより思想などない。
ゲージュツだのイデオロギーなど知ったこっちゃない。
ただ単にエラソーなことを言うヤツにツバを吐きかけ、
インテリぶってるクソ野郎のほっぺたを引っぱたくだけだ。

おれたちは庶民だ。
恨みつらみをひっさげた、
ただのつまんねえ一般庶民だ。
彼らの鬱憤を晴らすのがおれらの役割だ。





わたしたち芝居屋は当初河原者とさげすまれた。
河原に住まい、河原で芸事を見せる、
被差別者だった。

なのにいまじゃ歌舞伎の世代を次ぐ後継者を御曹司などと呼び、
シェークスピアを演じる役者をアーチストなどという。

たくもう、ふざけんじゃねえよ。

おれたちはもともと流浪の民だった。
諸国を放浪し、小銭を稼ぎ、
米を分け与えてもらう漂流者だった。
アウトローだったのだ。

そのおれたちが、
無頼の徒を演じるのに、なんのフシギがあろうか。
だってもともとそうだったんだもの。

ゲージュツだのアートだのには、クソ食らえといっておこう。
おれたちのやってることはゲーノウだ。
おれたちゲーノ者の祭りだ。

そこを見届けて欲しい。.





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× 役者列伝/とっくんの巻

2017-10-17 11:41

とっくんほど善良な人を他にはしらない。
穏やかで、もの静かで、
いつも稽古場の隅でニコニコ笑っている。
怒ったところなど見たことないし、
想像もできない。
まさに善(よ)き人、とっくんである。
みんなとっくんが大好きだ。

だが芝居となると、
けっこう悪役が多かったりする。
山賊の用心棒だったり、
ぶっんでる刑事だったり、激しい役が多い。
そして、それぞれに迫力がある。
なぜなんだろうね。





今回は主人公の親友を演じる。
またしても暴力組織の幹部というワルなのだが、
そのなかでも一途で、信念に忠実な、
いわば正統派という役どころだ。
(これを洋画などではホワイトという)。

これがとっくんにはピッタリなのだ。
彼の持ち前の善良さと、
ワルながらある種の信義を持っているというキャラがピタリと当てはまる。

クライマックスのシーンでは、
主人公を圧倒する迫力を見せなければならないのだが、
このあたりもいい具合に仕上がっている。

善良な人間が反社会的な人物像を演じるということは、
ある意味、自己から解放されるということだが、
芝居のなかのとっくんのなんと生き生きしてることか。

いくら善良ななる人、とっくんでも、
実人生では鬱屈もあるだろう。
それを解き放つのが「舞台」である。

そこでは実人生では味わえぬ開放感があるだろう。
それがとっくんの生きるエネルギーとなることなることを願ってやまなない。

だって、わたしだけではなく、
劇団員みんながとっくんのファンだもの。









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