FC2ブログ

停車場日記

× 調子わる~い

2015-02-09 02:19

昨日あたりから、どうもヘンだった。
午前に丸亀でインタビューの仕事があったのだが、
取材の最中も悪寒がしてならなかった。
そのあとディレクターやカメラマンとの打ち合わせが控えていたのだが、
ワガママいって先に帰らせてもらった。
帰宅したとたん部屋の暖房をONにして、
あとは倒れ込むように寝てしまった。
                     *
夕方目を覚ましたが、アタマが重い。
カラダはだるく、食欲もない。
お茶を一杯飲んだだけでふたたび寝てしまった。
「寝れば治る」が口癖のわたしだが、
今回はそうもいかなったようだ。
翌日、朝を迎えても快調とはほど遠い状態だった。
寒気がする。
                     *
体温を計ってみると37度2分。
ビミョーだなあ。
もっと高熱だとインフルエンザを疑ってかかるのだが、
さほどでもない。
あいにくの日曜日、病院は閉まっている。
かといって当番医を探すほどの状態でもない。
さて、どうしたものか。
                      *
マメから電話。
マメというのはわたしの親戚の子だ。小6。
そうか、卒業祝いを買いに行く約束をしてたんだっけ。
「今日はあかん。また今度にしよや」
「なんでえ、約束してたやん」
「熱があるんや。今日は寝る」
「少しの熱やったら遊びに行ったら治る」
なんという薄情なことを。
「あかんいうたらあかんのじゃ。聞き分けせんのやったら卒業祝い取り消しやぞ」
「えー」
しばらくの沈黙。
「ほんなら中学の入学祝いも買うて」
今度はわたしが沈黙。
言い忘れてたがマメはオンナの子だ。
オンナは怖い。
「(おそるおそる)なんが欲しいん?」
「かっこいいヘッドフォーン」
「わかった。わかったけん、寝させ」
電話を切った。
ああ、怖かった。
タブレットとか言われたらどうしようと思っていたのだ。
オンナなんて動物は、子どももバーのネエちゃんも同じだ。
なにかというとオトコにたかりたがる。
「どういう育て方しとんじゃ、マメの親は」などと、
ブツブツいってるうちにまた寝た。
                     *
昼過ぎに目覚めたときにはさすがに腹が空いていた。
白がゆを炊いた。
米を一つかみ土鍋に入れて7、8倍くらいの水を入れコトコト炊くのだ。
小1時間くらいコトコト炊くのだ。
そのうち湯気があがってくる。
吹きこぼれないように土鍋のフタを少しずらす。
バックに流す音楽はジョージ・ハリソンの「オール・シング・マスト・パス・Disc1」。
穏やかで、包み込むような、病人にはぴったりのロックだ。
だんだん気分が良くなってくる。
なんだかすべてが許せるようなやさしい気持ちになる。
                      *
そういえばジョージも死んじまったなあ。
死を受け入れるときってどんな気分なんだろう。
もしかしたらいまとよく似た気持ちかしら。
病気は、あるいは衰弱は、
日常のなかにいて、ほんの少しだけ死に近づく状態だ。
やさしい気持ちで死ねたらなあ。
それはそれでいいよな。
                      *
やがて白がゆが炊きあがる。
ちょっぴり塩を足し、大ぶりのお椀に入れる。
真ん中に梅干しをそっと置く。
お菜には京都の友人が送ってくれたキュウリのシソ漬け。


かゆ


なんと質素で美しいお膳だ。
障子越しの陽光に透明なお米が、
その一粒一粒がキラキラと光っている。
食べる前からわたしはわたし自身の回復を知る。
                          *
箸を取る。(ウエ


人気ブログランキングへ



 
スポンサーサイト
  1. 銀次日記
  2. TB(0)
  3. CM(0)
××××××××××××××××××××××××××××××

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

× プロフィール

銀河鉄道

Author:銀河鉄道
FC2ブログへようこそ!

× 検索フォーム

× ブロとも申請フォーム

× QRコード

QR