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停車場日記

× 役者列伝/キノの巻

2017-10-13 04:16

キノは不思議な個性を持っている。
言葉にすれば、
それは「少女性」と「女性性」だ。
あどけなさのなかに宿る色気、
さらにそのなかに隠された悪魔性といっていいだろう。

むろんそれは演出者独自の目線で、
本来の彼女はごくふつうの社会人である。
そのなかに「なにか」を見つけ出すのが演出者の役割であり、
芝居というファンタジーをつくっていくための作業なのだ。

ごめんね、キノ。
迷惑だよねえ。





キノが演じるのは「旅する一族」の末裔だ。
それが「定着」を選ぶことによって、
徐々に性格が変わっていく。
少女からオンナへ、
オンナから悪女へ、
そしてさらに……。

このあたりは実に難しい、
いわば「難役」なのだ。
演技のプロならそこをテクニックで演じるのだが、
キノには持ち前の個性で突破してもらいたいと願っている。

それができれば、
プロフェッショナルな役者ではとても引き出せない魅力がでるはずだ。
もうひと息なんだよなあ。
その壁さえ破ることができれば、
わたしたちアマチュアの者にとって、
「プロなんてくだらねえ」という啖呵がきれるだろうし、
それはわたしたちの目指すところでもあるのだ。

いまのところの台本では、
彼女のセリフによって幕が引かれるのだが、
さてそのアイロニカルで悲哀に満ちたセリフをどう表現するか。

タネを明かせば、
彼女はもうひとりの「東京ジョー」なのだ。

さあ、キノ、どうする?
キノよぉ、わたしの満足するセリフをいってくれないと、
この芝居は終わらないぜ。

なーんて、こういうのパワハラ?
すまん、すまん、そんなつもりはさらさらないから。
だからね、おまえの演じる「ユキ」を一緒につくっていこ。
な。





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