停車場日記

× 役者列伝/なおさんの巻

2017-10-05 07:07

謎のオトコである。
突然、稽古場にやってきて、
「役者やりたんですが」「う、うん」
居着いてしまった。

なおさんがどこに住んでるのかしらないし、
どんな仕事をしてるのかもしらない。
まあ、わたし自身、そういうのはあまり気にしないからどっちでもいいのだが、
とにかく、なーんか「謎のオトコ」って気がしてならない、んだな。





「東京ジョー」は彼ありきで進めた企画だ。
なおさんの雰囲気のなかに東京ジョーを見つけたといっていいだろう。
そして彼はそれに見事に応えてくれている。
たぶん、なおさんはわたしの理想とする東京ジョーを演じてくれるだろう。

最初「謎のオトコ」なんて意味深なことを書いたが、
ほんとうのなおさんはダンスセンスが抜群なところがあって、
その面での仲間のリーダー役を務めてくれているし、
座長たるぐっちゃんのいい片腕となっている。

ほんと、いいやつなんだよなあ。
気さくだし、いい相談相手にもなってくれるし。
ただわたしとしては、
ふらりと劇団にやってきて、
主役をこなし、
観客の喝采をあびる、そんなオトコであって欲しい。

なーんか、そういうのっていいんだよな。
舞台ってのが夢まぼろしの幻想空間っていうのなら、
そこに「謎」があっていい。そう思う。

ただ、なおさん。
おまえは主役だ。
おまえがいなければこの芝居ははじまらなかったし、終わらない。

そこんトコ肝に命じて、
やろうぜよ、一緒に。




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× 役者列伝/なっちゃんの巻

2017-10-02 18:54

この子、中学2年生。

うちの劇団は基本的に高校生以下はとらない。
稽古場が少々不便な場所にあるので、
自力で来れないと困るのと、
学業にさわりが出る恐れがあるからだ。

お母さまから電話があって、
「ぜひとも」ということで、一度会ってみた。
なかなか魅力的な子だった。

だったら一度テストしてみようということで、
稽古に参加させてみた。
おや、なかなかやるではないか。
「やってみるか」というと「うん」という。
「でもぜったい成績が下がらないと約束できる?」「うん」





今回の作品ではみなしごの「ベイビー」という役を演じることになった。
いざやらせてみるとダンスの振付の覚えは早いし、
歌も歌える。
演技のほうはまだまだこれからだが、
教えたことはキッチリやってくれる。

そこでオープニングの長台詞をやらせてみた。
いまのところは「まあまあ」というしかない。
しょうがない。だれがやっても難しいシーンなのだ。
だがまだ時間はある。
詰めていけばキッチリ役割を果たすだろう。

おかしいのは、
ダンスの振付で、大人たちがなっちゃんに、
「ここどうやるんだっけ」とアドバイスをしてもらったりしている。
なんだよ。子どもに教わってどうする。

演技も徐々に「板」についてきた。
たぶん本番ではおもしろいことになるだろうと期待している。
ご両親も応援してくれていると聞く。

それにしても中2か。
もしかしたらこの子、
将来大化けするかもな。

楽しみだ。




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× 帰ってきた!

2017-09-30 23:55



さわやかなお顔です。
CIMG5065.jpg


一段と男らしくなられたご様子の和也先生。
2日間にわけてテーマ「東京ジョー」の振付で帰ってきました。

CIMG5069_1.jpg




最近特にチョー多忙だそうで、
数々のアーティストの振付をしているのだそう。

CIMG5077.jpg


ちょっとだけ頭をかかえる事、3・4回。
大きくうなだれること2回。
でも「Oh YES!」もたくさんいただきました。
きっと、銀鉄出演者にはこの意味がわかるハズ。

次お会いできるのは本番かなあ。
残りはTokito先生に引き継がれます。

Oh 贅沢!!

(たへぱんだ









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× 役者列伝/ぐっちゃんの巻

2017-09-28 03:35

「歳月おそるべし」という言葉があるが、まったくだ。
経験は人を育てる。

ぐっちゃんがうちの劇団に入ったのは、
たしか4、5年前だったと思うが、
芝居はできないし、ダンスはおぼつかないし、
文字通り手取り足取りで演技をつけて舞台に出した。

それが一昨年の「大江戸ロケンロール」では、
振り袖姿のワルの少女を怪演し、
見事にキャラクターを演じきった。

演技開眼。
こういう瞬間に立ち会えることを、
演出家冥利につきるというのだろう。





今回ぐっちゃんは「死神キリコ」とあだ名される、
悪たれオンナを演じる。
これに色恋沙汰がからみ、
かつコミカルなシーンもこなさなくてはならない。
そのうえ、ソロの歌が2曲ある。

それもこれも「江戸ロケ」の実績を買っての起用だが、
それだけの実力を兼ね備えているはずだという
演出家の期待を担わされているともいえる。

今回は「無難にこなす」というだけではすまない。
歌や演技によって観客のこころを動かすことが要求される。
むろん彼女もそれだけの覚悟を持って、
この役に挑んでいるはずだ。

たしかに歌はなかなかのものだ。
なにしろぐっちゃんは普段はライブ活動も行う、
シンガーソングミュージシャンでもあるからね。

でもミュージカルの歌は、
ライブハウスで歌うのとはワケが違う。
芝居になかに溶け込み、
そのシーンを構成するという大きな役目を背負ってる。

だが、まあ、ぐっちゃんなら大丈夫だろう。
彼女にはそれだけの度胸があるし、
やる気は十分だ。

追記すれば、
ぐっちゃんは今回の役者連の座長も兼任している。
それだけの信頼を勝ち取ったのはぐっちゃんの努力であり、
本気度である。

舞台は努力を裏切らない。
それを実証してくれたのはぐっちゃんだ。



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× 役者列伝/ユウキの巻

2017-09-26 06:56

台本の稽古に入ってすぐのことだ。
ユウキから連絡が入った。
仕事中にケガをしたとのこと。
それも30針以上も縫うという大ケガだ。

うわーっとアタマを抱えた。
ユウキ抜きの芝居は考えられない。
かといってムリはさせられない。
うーむと思案しているところへ、
一週間ほどして稽古場にユウキがあらわれた。
「やれます」「やらせてください」というのだ。
ほっとしてつぶやいた。……オトコだ。





ユウキには「カイ」という役をやってもらってる。
あらくれ者だが、そのじつ純情でやさしいやつという設定だ。
むろん当人はケンカひとつしたことのない穏やかなオトコだ。
だが純情でやさしいのは彼の「地」だ。
そこを生かせばいいキャラになるだろう。

前回出てもらったときもやくざ者の大親分という設定だったが、
ユウキにはワルの役がよく似合う。
だいたいからしてガッシリしたからだの持ち主だし、
声も野太い。
それでいてどこかユーモラスだ。

おおよそワル役にはユーモアが加味されていなくてはならない。
でないと芝居が重くなる。
その点、ユウキの持つ明るさは貴重だ。

今日も「難しいなあ」とつぶやきながら役作りに取り組んでいるが、
その困った顔さえどこかスットボケていて、
ほんと、憎めないやつなのだ。

ケガのほうはどうなったかって?
心配はご無用。
若さと強靱な肉体とで完全に克服し、
いまは軽快にダンスのステップを踏んでいる。

あいかわらず「難しいなあ」とつぶやきながら。



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